終活コラム

知っておきたい終活コラムです

遺言書のメリット

記事作成日:2020-09-11

遺言書とは、生前に自分の財産などに関する意思表示を残しておくものです。

相続において遺言書があれば、まず遺言書を優先します。遺言書は故人が築いてきた財産の分配を示すものであり、

故人の最終意思そのものです。だからこそ、遺言書が最も大きな力を持っているのです。
では、遺言書を作っておくことによってどんなメリットがあるのでしょうか?
大きくは、遺産の分け方を自分で決められることと、法定相続人が、遺産分割協議書を作成する必要がないことです。

遺産の分け方を自分で決められる!とは!

遺言書は、遺産の分け方に関し、自分の意思を反映させることができるので、例えば、配偶者に全財産を残したいとか、

複数の子供の中で、長男に多く残したい場合など、遺言で残すことができます。
それ以外にも、相続権のない人に対しても、財産を渡すことができますし、特定の団体に寄付をすることもできます。

「自分の財産は自分でどうするかを決める」ということは、当たり前のことのようですが、

自分の死後の財産については、遺言を残しておかなければできません。

※ただし、相続人の遺留分(相続人に対し法律上確保されている最低限度の財産)については、あらかじめ考慮しておく必要があります。
法定相続人が、遺産分割協議書を作成する必要がない!とは遺言が残されていない場合、原則として、亡くなった方の法定相続人が遺産をどのように分けるかを話し合います。

これを遺産分割協議といい、その話し合いの結果に基づいて遺産の分割を行います。

一番大事なことは、相続人全員が協議の結果に合意しなければ手続を進めることができないということです。

相続において被相続人はご高齢なケースが多いのですが、被相続人だけでなく相続人もご高齢なことが大変多いです。

相続人のどなたかに認知症を発症している方がいる場合は、認知症により自分の意思能力が欠如していると考えられ遺産分割協議を行うことはができません。

なぜなら、意思能力がない方がした遺産分割協議は無効となってしまうからです

他にも、相続人の関係性がよくない場合等は、感情的な問題で遺産分割協議で合意することが困難になってしまうケースもあります。

そこで、あらかじめ「誰に、どの財産を、どのような割合で残したいのか」を、法律の規定に従い遺言として遺しておけば、

遺産分割協議をする必要が無くなり、遺産の分け方で争いになってしまう事を防ぐことができます。

遺言書を「正確にまとめること」が重要

遺言書には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言など、遺言書の作成方法や保管方法によって、いくつかの種類があります。ただし、記載すべき内容は〝正確にまとめる〟ことに変わりはありません。

遺言書のうち自筆証書遺言は、遺言者が自分の手で書き、筆跡を残して自分が書いたことを証明する遺言です。

遺言者としては正しく書くことが何より大切であり、相続人としては正しく書かれているかを確認し、遺志として尊重することが重要です。
基本的には、書かれたものが「遺言書」であることを明確に示すこと、公正証書遺言は公証人が作成しますが、どの遺言書であっても、遺言者自身が遺言すること、誰に、どの財産を、どの程度残すかについて正確に記載することが重要なポイントになります。